2001年「正義の味方」。2002年「手の中の林檎」。南河内万歳一座?内藤裕敬=・・・?をテーマに、闘将荒谷が野心旺盛な劇団員達を従え劇団内革命を旗印に挙兵したまるばんユニット。注目の第3弾は意外にもクラシック・ルネサンスへの参戦(!)台本泉鏡花(!)という不意打ちとも言える戦略を敢行。しかし前回「裏OMS」での公演しかり、神出鬼没、台風一過、立つ鳥後を濁さずがモットーの奴ら。初見参の芸術創造館で巻き起こす劇空間は明治から平成をも越えた超モダニズム幻想肉体バトルか?!遂に内藤戯曲ともオサラバしたまるばんユニットは何処へ行くのか?乞うご期待!
かつて憧れた正義の味方に自分を置き換え現実の自分の実体を確かめようとする青年。正義に生きていた筈が気づいてみると自分の居場所が無い男。正義を拠り所とした男が自分の在り方を追い求めるちょっぴりおかしくて哀しい物語。この内藤作品の再演となったまるばん公演に登場したのはおむつを穿いて車椅子に乗ったお茶の水博士とギルモア博士、そして呆けたおじいちゃんだった。初回から荒谷の斬新な解釈が炸裂!!老人介護を通して世に「正義とは何か」と問うた問題作。
朝、目を覚ますと部屋中に相当量の酒瓶、ビールの空き缶、等々が散乱し、そこに居る全員ここが誰の部屋か判らない。とにかくこれはヨッパライのお話。二日酔いとシラフの狭間を漂う登場人物に今の日本がかいま見える。この話に対応するにはまず体験すべし。こうして実施されたのが「朝まで飲み稽古」。まずは浴びる程酒を飲みそのまま稽古場にみんなでお泊まりした翌朝、強引に起こされ重度の二日酔いの中稽古を敢行。恐るべし、2回目のまるばん公演はなんとガチンコ酔いどれ魂の炸裂であった。