まるで、宝塚の大階段のように、舞台中央にデンと構える駅の乗り替え口の階段で、皆「線路は続くよどこまでも」をにぎやかに歌い踊る。彼等は、インターネットの募集で参加した「皆で行く一人旅ツアー」のメンバーだ。コースは、海・山、さい果て、その他の3コース。誰が一番一人旅が似合うのか、「一人旅大賞」を競いながら、彼等が到着する終着駅とはどこなのか?そこで、粛々と行われる儀式とは・・・?
想像を上回る夢を見た女と想像を超えた現実に出会した駅員を巻き込んで、「皆で行く一人旅ツアー」のメンバーの夢の中に乱入しようとする。科学的ロマン主義者の霊媒師・百合子様は、果たして、そのツアーを止めようとするのだが・・・。生と死の間をさまよう人々の、生と死に対する想像を上回る物語が進行する。

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