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――今回の具体的な演出プランをそれぞれ教えていただけますか?

平田 ウチの目玉は……「青木さん家の奥さん」が出ます!

内藤 へぇー出るんだ!

平田 偽だけど。

内藤 面白いねぇ。偽ゴドーが来るみたいな。

平田 ついに来ちゃった、みたいな。

内藤 こんな人だったのかと思ったら、違ったっていうのが良いね。

平田 そこが目玉です(笑)。

内藤 ウチは、ホンをそのままやります。客入れのところはどうか分からないけど、始まってしまえば、そのままやります。でも基本、場所はサナトリウムではない。

平田 基本って?

内藤 『S高原から』って、生きることと死ぬことの現在をどう受け止めるかという話で、これは病気を抱えた人じゃなくてもそうだと思うんですよ。場所は明かさない方が楽しみだと思うから言わないけど……現場を変えるだけで、いろいろ複雑なものが勝手に立ち上がるんじゃないの?って、今考えてる。まるでサナトリウムじゃない場所でやったとしても、平気な顔をして「サナトリウムだ」と言い切りますけどね(笑)。サナトリウムだと当たり前だなって気がしちゃうんだよね。生きる死ぬって、僕らも当たり前のように考えている、病気じゃなくても誰もが持っているテーマだよね。だから、人生の末期に佇んでいる人ではなくて、生活的な末期にある人でやることで、いろんな意味のリアリティが出るならば、そのインチキはありだろうと思っているんだよな。

平田 『S高原から』は、関西でも若手がやってくれたり、海外でも上演されているんですが、内藤さんにも自由にやってもらいたいですね。そして、ぜひプロレスのシーンを入れていただきたい(笑)!

――キャッチフレーズ通り、「世界一静かな『青木さん家の奥さん』と、世界一やかましい『S高原から』」になりそうですか?

平田 僕の最近の芝居は別に静かでもなくて(笑)、結構うるさいので、どうなるか分からないですね。決定したキャストは、結構うるさい俳優が多いので、もしかしたらうるさくなるかも。でもせっかくだから、ひさしぶりに静かにしてみようかなとも思っているんですけど。

内藤 僕の方は賑やかにやりたいんだけど、ホンを読むとそんなに賑やかにできない内容なのよ。だけど、少し台詞が持っている意味合いの記号を変換すれば、賑やかにやっちゃっても大丈夫かなとは思っているんだけど。僕の目標は、「平田くんの戯曲はこんなに面白くできるんだ」って思ってもらえるようにすること。もちろん、平田くんのところが面白くないわけじゃないよ。だけど、「こんなことしちゃっても良いの?」「全然良いんじゃないの?」と思ってもらえたら。このホンはそれだけの可能性をいっぱい持っているから、しっかり大胆にやりたい。おそらく相当マジメにやるよ。基本、テキストを尊重する創り方だから。

平田 内藤さんはマジメだからなぁ。マジメにしなくても良いですから。

内藤 大胆にやるけど、基本はマジメに戯曲を尊重してやっていきます。