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南河内万歳一座「ジャングル」記者会見

大幅な改訂?

内藤初演は2008年、まだウルトラマーケットが有った頃に、初演をしました。それで当時やり来れなかった部分がたくさんあると思っていたのも確かなんですが、いわゆる世間をジャングルという暗喩にして物語をつくってみようという試みだったんですが、当時はちょうど中国の毒入り餃子が話題になてまして、それ以外にわけのわからない通り魔的な殺人ですとか、駅に車ごとつっこんじゃう秋葉原の事件とか、そのようなものが頻発しておりまして、おそらくその危険性においてジャングルに近いというようなモチーフでつくったと思うんですが、その辺の構図がもうあたり前になってるなと言う気がしておりまして、今回はジャングルの暗喩の中にもう少しいろんなモチーフが入らなければいけないというふうに考えてつくっております。今回一番気になってるのはコントロールっていうことで、チラシにもありますけどアインシュタインがピッチングしてるって絵なんですね。

作品について

内藤:で、コントロールがなぜ気になるかっていうと、コントロールできてないのにコントロールできているという前提で僕等が日々過ごしているっていうこと多いんじゃないかなってことで、それをまず原発はコントロールできているって前提でその恩恵にあずかっていたわけですが、結局コントロールなんかできないんじゃないかってのがバレてしまいましたし、またそれ以前から、廃棄物はどう処理するかって事は何ら解決していないのにそれが隠ぺいされてたってこともバレちゃった。すなわちなにひとつコントロールできてないのに僕らはそれをコントロールできてると思い込んでたわけですね。普通、危ないんじゃないかとはみんな思っていながら、大丈夫大丈夫ときたわけです。じゃ、なぜコントロールできなくなるのかっていうと、やっぱりその、生き物はすべて最大限を目指すんだと思うんですね。色んな種の生き物も最大限に個体数を増やして、自分たちの種が繁栄することを最大限に目指すわけです。人間も多分、いろんな意味で最大限を必ず集団としても国家としても個人としても目指すんじゃないですかね。
最大限を目指してるうちに、おそらく知らない内に最大限を越えるんですね。限度を超えるんだと思います。それに気がついてないので限度を超えた時にコントロールできないことに初めて気づくんです。それは動物も、増えすぎるとエサがなくなって今度は飢えだすと、それで個体数を減らして行くと。それによって自然淘汰のかたちでバランスはとれるというかたちになるんですが、人間の場合は生き過ぎるので結局バランスはとれないと、そういうことなんだなあと。
ということは、現段階でも、原子力以外でもいわゆる都市というジャングルの中では最大限を目指しでもはや限度を超えていてコントロールできなくなってるのに」、大丈夫大丈夫ってやってることがたくさんあるんじゃないかなと。
その限度を超えた得体の知れなさみたいなものを得体の知れないジャングルというものに暗喩して物語をつくるということですね。

「ジャングル」2008年 撮影:谷古宇正彦

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