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南河内万歳一座「秘密探偵」記者会見その2


大幅に書き換えてまで「秘密探偵」を上演する理由ですか?
大学2年の時に唐さんの「蛇姫様」で旗揚げして以降、40年近くすべて自分のオリジナルでやって来ました。「秘密探偵」だけじゃなく、「都会の扉」「彼方の彼方」「正義の味方」「唇に聴いてみる」「赤い夕陽のでんでけ伝」「二十世紀の退屈男」など初期の作品は、万歳一座のルーツとして大切な作品です。
未熟でもがいている時代に書いたものだからそのまま再演するのは無理ですが、40周年という節目に向かっている今だから、万歳の初期の作品と向き合うことが必要だと考えます。
40周年をすぎたらもういいでしょう(笑)。
例えば、万歳一座のオリジナルの処女作は「街の扉」ですが、2020年までの間にリニュアルしてやることがあるかもしれませんね。。
「唇に聴いてみる」は団地。高度経済成長の末期。団地という密集が生み出す関係が劇的だった。「赤い夕陽のでんでけ伝」は日活映画のパロディ。今の若い人は誰も知らないでしょうが…。「二十世紀の退屈男」は、こそばゆいところも多かったけど、時代が1周回って何とかなった。
40周年に向けては、再演不可能と思われる作品を掘り起こすことにも力を入れたいですね。

リアリティはいるけれど、リアリズムはいらないと思っています。
バカバカしいこと、有りえない事が行われていても、それらが暗喩になっていれば、見ている方はリアリティをどこかに感じるはず。
暗喩に気づくか気づかないかで、面白いと思うか面白いと思わないかが分かれます。
暗喩しないで分かりやすいモノを書けば、分かりやすすぎてつまらないでしょ?
さじ加減は作家、演出家のこだわり。商業的に動員を意識するなら、わかりやすくしないとダメです。でも、その事でお手軽になるのは僕はいやなんです。知り合いの人気役者を呼んで動員を稼ぐつもりもない。背骨をブラして、動員に偏るのは良いとは思えません。
内藤のさじ加減の作品を面白いという人を増やす作業をやっているんだと思っています。
表現者としては、ココは意地を張っておかないといけない気がするのです。
社会風刺的な話は、暗喩としてはあります。
どちらにしても「秘密探偵」は、メッセージ性の強い作品ではなく、娯楽作です。
秘密を遊ぶことで出て来るテーマやメッセージは、こちら側にあるのではなく、見たお客さんの側に生まれるものです。

繰り返しになりますが、自分探しはもういいです。でも、若手の劇団はどんどんやっていいと思いますよ。
歳と共に、やりたい事や、やってみたかった事よりも、やらなければいけない事が見えて来て、ここまで生きてきた以上、これとこれは、出来る出来ないではなく、やらなければいけないなぁと思っています。それらを数えたら死ぬまでに間に合わない事に気が付いた。
芝居作り。後進の指導。演劇や演出論がどう教育に役立つかの検証。ワークショップを通して芸術表現がどれだけ必要で豊かなものなのかなどを、演劇のスキルを使った実験。
ここまでいろんな人と出会い、ご指導いただき、気付いたことが有って、現在に至った。 
あの人の言っている事は有効だったなぁ。あの人は先を見ていたなぁ。
それらに耳を傾ける事で自分の現在が有る。今度は、その人たちの言葉を伝える為にも、発展的に作品を発表していく仕事をしないといけないのではないか。
何のために自分は芝居をやっているのか、未だに結論は出ないけれど、やらなければいけない役割みたいなものは感じているし、その役割は果たしたいと思っています。
探すよりも、そんなことが見つかって、僕の場合は大変です! 自分探しどころではないかな!

この商売、定年が無いのでイイネ、と言われますが、ニーズが無くなれば仕事がなくなる。
あの人の台本面白くない! あの人の演劇の作り方は古いでしょ! そうなれば、ニーズが無くなるので、仕事が無くなる。それがいつ来るのか。そうなったら、次何をやるか、探さざるを得ない(笑)。でも、その頃はきっと燃え尽きているから、もういいやと思うんでしょうね

今回の「秘密探偵」は、オーディションで決まった5人のうち2人が健康上の理由で出られなくなりました。その代わり、これまでにも色々僕の作品に出てくれているや乃えいじさんの緊急参戦が決定しました!
その他に客演は、ベテランでとても力のある千田訓子さん。
そして、新しい劇団員が誕生しました。
有田達也、通称 ありたつ。これまでに「肥満男」「守護神」に出ています。
総勢16名でお届けする「秘密探偵」。
以前よりは人数は少ないですが、狭い空間ですったもんだやる万歳一座の持ち味は楽しんで頂けると思います。
どうぞご期待ください!